タイマーが仕事を楽しくする|30分タイマー方式のススメ

ほどよいハードルを超えたときに得られる満足感。
これを定期的に得ることが出来れば日々のモチベーションもあがることでしょう。



日常的な業務をただ遂行するのではなく、「時間制限」というハードルを用いて、満足感とスキルアップを図ることができます。
使用するアイテムは「タイマー」1つです。

 

1つのタスクの時間制限は30分に

いざ時間制限、といっても、最初はどのタスクにどのくらい時間がかかるのかわからないものです。

そこで、時間制限は30分としましょう。
実際やってみて時間が足りなければ今後は40分に、十分足りていれば今後は20分に調整します。


 

ストップウォッチは30分からカウントダウンさせる

それではタイマーを用いて30分という時間制限を課してみましょう。
この方法の最も大事なポイントは、0秒からスタートさせるのではなく、30分からカウントダウンさせることです。

 

なぜカウントダウン?

なぜカウントダウンなのか。
それは、0秒から時間を測るより、30分からカウントダウンをさせたほうが、0秒、つまり納期を強く意識するからです。

 

0秒から始めると、「なるべく早く」という意識が働きます。
30分より25分で終わらせてやろう、と。

 

これは一見効果がありそうですが、「なるべく」という数値化されていないものに甘えがちなのが弱点です。

 

これが30分からカウントダウンをするとどうでしょう。
「0秒」という締切を俄然意識し始めます。
そうすると、「じゃあ半分の15分までにここまで終わらせないといけない」という意識が自然と思い浮かんできます。
つまり、限られた時間でタスクを遂行するスケジューリングのスキルが身に付くわけです。


 

身に付くスキル

この方法で身に付くスキルは以下の3つです。

 

①細タスク化

タスクを30分で終わらせるためには、そのタスクをさらに細かく分解し、それぞれに時間の割り当てをすることが必要となってきます。
いわゆる「細タスク化」です。

これが上手になれば大きなプロジェクトなどを任された時もその大きさにお手上げになることはありません。
大きなプロジェクトも結局は小さなタスクの塊だからです。

 

②納期遵守のためのクオリティ調整

限られた時間でタスクを完了させるためには、どうしても「クオリティの調整」が必要になります。
クオリティを下げれば、時間を短縮できます。

「手抜き」と見られてしまうかもしれませんがそうではありません。
「手を抜いてよいポイント」を見抜くのです。

例えば経営陣から何かの試算を求められた場合、概ね1円単位で精度の高いものは求められていません。
求められるのは「ざっくりとした金額」と「試算を算出するまでのスピード」「それを実現するために手段」などです。
これがわかっていれば、高精度の試算を出すために、無駄に時間をかけて細かく計算をしてしまうという「ミス」を防げます。

 

③時間見積りの精度アップ

何かタスクを遂行しようとしたときに、それにどれだけの時間がかかり、どの程度のクオリティで仕上げることができるのか、を瞬時に算出することが出来るようになります。
これができれば、上司に仕事を言い渡されたときに、かかる時間を即答することが出来ます。
社会人としては非常に役に立つスキルです。

 

タイマー

タイマーはそのシンプルな機能から、わりとリーズナブルです。
見た目重視で選んでしまうのも楽しいでしょう。

 まとめ

タイマー1つでタスク遂行業務が楽しくて仕方がなくなります。
導入も簡単でリーズナブルなので、ぜひお試しください。