「自分の資格取得力を試したい」
そんな、ゲームの難易度設定を変えるような不純な動機から、私のFP2級への挑戦は始まりました。
※この記事は、独学でFP2級を受けるか迷ってる方向けです。
興味ゼロ、むしろ「嫌い」からのスタート
まずはITパスポートに合格。
次に、ITパスポートよりやや合格率の低い「50%前後」の国家資格、FP2級をターゲットに定めました。
受験に必要なFP3級を3ヶ月で受験し、合格。さあいよいよ2級です。
正直に言うと、私はファイナンシャル・プランニングなんて1ミリも興味がありません。むしろ、実生活において最も避けて通りたい「嫌いな分野」です。
特に「保険」なんて、日本語で書いてあるのに意味がわからない呪文の塊。 知識がない自分は、窓口の代理店に体よく詐欺られているんじゃないか……。そんなうっすらとした被害妄想と拒絶反応を抱えたまま、2級の勉強をスタート。
「3ヶ月」の予定が「1年」に! 嫌いなものは学びにくい
「3級は3ヶ月で受かったし、2級も3ヶ月あればサクッと攻略できるだろう」
当初はそんなふうに高を括っていました。
しかし、現実は甘くありません。 教科書を開けば、保険の特約やら、複雑な税額控除の計算やら、3級とは違う次元。興味がないどころか「嫌い」な分野の文字は、脳が全力でシャットアウトしてきます。
- 相続時精算課税ってなに? 得なの?
- 保険金を受け取るとき、相続税? 贈与税? 所得税? どれ?
- 企業が保険契約した場合の話とか、もう勘弁して。
学科の知識だけでは実技問題が解けず、一度は実技試験で不合格も経験しました。
ペンは止まり、気がつけば1年という月日が流れていました。
「嫌いなことを勉強する」というのは、つらいものです。なんでも勉強しないといけない学生さんはすごい。
でも意外と身についていた
泥沼のような1年を経て、なんとか合格。 その直後、自分の契約している保険証書を見てみました。
「あ、わかる。」
無理やり詰め込まされた知識のおかげで、あんなに難解だった保険内容が理解できるようになっていました。
ちょっとした全能感。
- 合格したらできるようになったこと
以下のようなことができるようになりました。
- 保険証書の「解読」ができるようになった
「カモられているのでは?」という漠然とした恐怖が消えました。主契約と特約の構造が手に取るように分かり、自分に必要な保障をロジックで判断できる。これだけで1年かけた元は取れた気がします。 - 「なんとなくNISA」の内容が手に取るようにわかる
恐る恐る自分の口座を点検したら、偶然にも正解である「インデックス投資」になっていて一安心。さらに、少額株で遊ぶならNISAの「成長投資枠」でもいいかも、など考えるようになってます。 - 公的保険の仕組みが分かり、根拠のない不安が消えた
「年金なんてどうせ足りない」というネットの噂に踊らされなくなりました。計算式を知ることで、自分がいくらもらえるのか、家計診断の結果、いくら必要なのかを冷静に把握でき、漠然とした不安の霧が晴れました。 - 医療保険の必要性を理解
「高額療養費制度」があるなら、今の自分に過剰な医療保険は不要だ、とズバッと判断。固定費削減の大きな一歩になりました。 - 家計診断ができる。「隠れた資産」の発見
家計診断(キャッシュフロー表)を作れるようになりました。保険の「解約返戻金」も資産に入れて計算してみたら……。思っていたより自分の資産が積み上がっていたことに気づき、少しほっとしました。
結局どんな勉強をしたのか
基本、テキストを購入し読解。ネットや書籍で問題を解く、の繰り返しです。
総勉強時間は約300時間
期間は約1年。週3時間くらいの少ない勉強時間でしたが、試験前2ヶ月くらいは毎日1時間程度、直前は1日2時間勉強していました。
途中、1か月くらい何もしていない時期もあったりするので、我ながらムラのある勉強スタイルです。
合格内容
学科は10ヶ月程度で合格。でも次の日に受けた実技は不合格。
合格ライン60点に対し、59点で、1点不足するという悔しい結果に。

2ヶ月後に受けなおし、トータル1年でやっと合格しました。
落ちた理由の分析
大きな原因は、学科ばかりしていて、実技をちゃんと勉強していなかったから。
シチュエーション問題になった瞬間、太刀打ちできませんでした。
あと、ネットの過去問ばかり解いて、解ける気になっていたのもよくなかった。
効果のあった勉強法
・過去問はネットだけではなく、書籍問題集でも解く
ネットで提供されている過去問は解けるのに、実際の試験では全然ダメ、という現象が起きてしまいました。
ネットではカバーされていない分野(しかも高難度)があることが原因。
過去問専用の問題集を購入し、ひたすら説き続けたところ、やはりネットではカバーされていない問題が多数あることを発見。
実際、最初の過去問の点数は50点前後で自爆。でも過去10回分解き終わるころには、70点前後になりました。
・youtube活用の「ポモドーロテクニック」
25分勉強して5分休憩、の繰り返し。
メジャーな勉強法ですが、youtubeの専用動画がとてもよかった。まるで学校のチャイムの合図で勉強時間と休憩時間が切り替わるのが最高。2~3時間はがんばれます。
この記事でもyoutubeへのリンク付きでわかりやすくご紹介しています。youtubeのポモドーロ動画、よくできてる。
資格取得の勉強に役立つ、ポモドーロテクニック+アルファ
・Geminiを使用しての千本ノック
Geminiにひたすら出題させ、解き続ける。 直前期は「質より量!」の精神です。
・Geminiを家庭教師に
「これってどういう意味?」という聞き方で、結構ちゃんと答えてくれるのがよかった。会話の続きで追加の質問ができるのも、独学者にとっては助かります。
結論:「資格試験に合格するだけで、必要な知識やノウハウが嫌でも身につく」という当たり前が、実はすごい
もし私が「好きなこと」だけを勉強していたら、一生この「嫌いな分野の知識」を身につけることはなかったでしょう。
合格さえすれば、嫌いだろうがなんだろうが、強制的に知識やノウハウが身につく。これが資格試験の強みだと、いまさらながら実感。
1年かかったけれど、思っていたより人生にプラスになった気がします。
まあ、まだ嫌いですけどね。
最後に、私が今回使用したテキスト類をご紹介します。
FP3級はこれで合格しました。
必要な個所だけを厳選しているイメージの良本です。
FP2級はこれで勉強しました。きっちり出題範囲は網羅されていました。
実技試験を受ける前に絶対やっておいたほうがよいのが、この過去問10回分。
ネットの過去問解けても、実際はそこまで点数取れませんよ。私のように不合格を経験したくなければぜひ。

