小学生の運動会かけっこ事情に勝利の法則を見る
長女の小学校運動会がもうすぐ開催されます。
長女の組は6人で走り、長女は練習ではだいたい安定して5位だそうで。
まあ、親としてはなんだか微妙な順位です。
ところで。
私が小学生の頃は、かけっこの組分けなんて適当なものだった記憶があります。
身長順、とか、名前順、とか。
実力差を全く考慮していない組分けなので、足の早い子は、練習でも本番でもずっと1位。
短期間の努力ではひっくりかえせないほどの実力差がありました。
私自身はもともと足の早い方だったので特段不都合はありませんでしたが、今思えば、足の遅い子はあの当時、このかけっこでいったい何を得られたのだろう、と考えます。
ちょっとやそっとの努力ではひっくり返らない順位を前に。
ところが、最近の小学校のかけっこの組分けは、同じような速さの子で組が構成されるそうで、ちょっとやそっとの努力でひっくり返るようです。
実力が拮抗しているため組み合わせとなるため、このシステムでは、
競争相手より努力した場合の成功体験と、
競争相手と同じ程度の努力しなかった場合の挫折体験を、
多少の努力と短い期間で味わうことができます。
同じような実力の子が競争相手なわけですから、相手よりほんの少し努力しただけで、順位が変わる可能性があるわけです。
逆に、同じ組のみんなと体育の時間に同じように練習しただけで、
「私、かけっこの練習したから順位が上がるかも♪」など言っているような子は全然だめ。
よくて順位変わらず、最悪、少し余計に努力した子に追い抜かれるわけです。
よくできてますよね。
努力による成功体験、無努力による失敗体験。
実力差がないがゆえに、わりと簡単な努力の差で、この2つを味わえます。
努力という言い方をしてしまいましたが、競争相手以上の練習や事前シュミレーションの積み重ね、と言い換えてもいいでしょう。
競争相手より優位に立つために必要なことは何か。
まあ、そういう話です。
そんな中、万年5位の長女は
「体育の時間にかけっこの練習したー」と
今日もお気楽な声で学校から帰ってきました。
もちろん、学校以外でかけっこの練習は一切していません。
ポケモンばかり観てます。
どうなることやら。
後日談1
長女が練習もせずポケモン観てる、とブログに書いたのですが。
その後、「かけっこの練習がしたい」と言い出し、毎日、学校帰りに公園で一緒に走ってます。
You Tubeのかけっこ練習法動画で一緒にフォームを学び、真似をしながら走ったところ、思った以上にフォームが良くなってびっくり。
確実に走るスピードが上がっています。
運動会…。
…ちょっと期待しています。